ツマグロヒョウモンの飛翔 

 

 2001年の昆虫写真の課題として、蝶が飛ぶ風景と、マルチストロボによる蝶の飛翔の野外連続撮影を考えていました。

 

 連続撮影はチャンスに恵まれずかないませんでしたが、蝶が飛ぶ風景は数回まあまあの写真が撮れました。アサギマダラのページに書いたのですが、カメラ本体もストロボもそれまで使用していたものとは違う機材で取り組みました。

 

 下の写真はキヤノンEOS−1N、シグマ対角魚眼15/2.8、キヤノン540EZストロボに自作ブラケットを使って撮影したものです。ストロボはほぼ真下を向いていますので草が光っています。

 

 撮影地は佐賀県大和町の河川敷公園です。すぐ目の前には大型ショッピングセンターがあったりするのですが、この公園の環境は良く保たれているようです。

 

 ツマグロヒョウモンはあまり大きくないし動きも早くて飛んでいるところを撮影するのにはむいていません。この時見つけた個体はあまり逃げようとはせず近づきやすい1頭でした。対角魚眼のためあまり大きくは見えませんが、レンズの先端から15センチくらいの所を飛んでいるのを写し止めたものです。

 

 この写真は、長崎県北松浦郡田平町にある「たびら昆虫自然園」の2001年昆虫生態写真コンクールで、審査委員長の栗林慧賞をいただきました。

 

 副賞にいただいた栗林慧さんのサイン入り著書は私の宝物の仲間入りです(^○^)。

 

 

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