彩雲
2001年6月1日午後1時半頃、行きつけのガソリンスタンドで給油中に彩雲に気づきました。彩雲自体が珍しい現象ですし、かなり大きくはっきりしていて、これまで私が見た中では最大級です。幸い車中にカメラがありましたので烏帽子岳の中腹を横切る道路へ急ぎました。 南西方向に見えていますので時間があれば九十九島を望む石岳展望台へ行きたいところですが、彩雲は数十分で消えてしまうことが多いので贅沢は言っていられません。 まるで虹のように細長く雲が染まっています。視界が開けた所に車を停め大慌てで撮影準備をしました。 |
この写真はコンタックスG2にホロゴン16ミリで撮りました。超広角レンズですので小さく見えますが、彩雲はここ烏帽子岳中腹から見て、赤崎岳から弓張岳の上空まで広がっておりかなり大きなものです。角度にして30度位あるでしょうか。
この彩雲の真上に太陽があり、彩運は少し弧を描いているように見えますので、条件が良ければ太陽のまわりに大きな円環状に広がるのでしょう。 この彩雲のことは翌日地元の新聞でも珍しい現象として記事になっていましたし、私のこの写真は読売新聞2001年6月「読者のニュース写真」で佳作に入選しました。
後日談 このページを見た方から、これは「環水平アーク」ではないかとの指摘をいただきました。私はそう呼ばれるものがあることすら知りませんでしたが、ネット検索をして調べてみると、なるほどそうなのかなと思いました。 |