針尾の無線塔 

 佐世保市郊外、針尾島の中に旧海軍の3本の無線塔が立っています。太平洋戦争開戦の暗号文「ニイタカヤマノボレ」を東シナ海向けに再送信したと言われており、戦後も自衛隊により使用されていたのですが、数年前にその役目を終えたため撤去されるとの報道がなされました。市民による保存運動も始まりましたが、貴重な近代化遺産として残ることを願っています。

 無線塔なので当然ですが近隣に高い山が無く、遠くからもよく見えます。

 上の画像は対岸の俵ヶ浦半島から撮影しました。背景にうっすら写る山は島原半島にある雲仙普賢岳で、約60キロ離れています。無線塔から普賢岳の間には大村湾が広がっており遮るものはありません。

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