アゲハ蝶の飛翔
蝶の飛翔を撮りつづけています。しかし何らかの工夫をしているわけではなく対角魚眼レンズで闇雲に撮っているだけですから数年間何の進歩もありませんでした。
しかしこの夏はデジタル一眼レフという新兵器を手に入れています。これに対角魚眼をつけると写野はいくぶん狭いものの最短距離はそのままですから、上手に撮れば蝶は大きく写ります。そしてなにより数が撮れます。 フィルムで撮影しているとやはり費用のことが気になり、36枚撮りきるとそれでその日の撮影は終了することがほとんどでした。デジタルならば10枚ほど連続で撮って結果を確認、ストロボやカメラの設定を変えてまた10枚ほど撮るということを繰り返し、1回30分前後の撮影で100〜200枚ほど撮るようになりました。 撮影場所は勤務先のすぐ近く、住宅地の中の花がある斜面に蝶がたくさん集まっています。 機材はキヤノンEOS10Dにシグマ対角魚眼15ミリレンズ、そして550EXストロボ。蝶に思い切り近寄ってとにかく数多く撮ります。この写真の場合蝶はレンズのわずか数センチ先を飛んでいます。背景がすっきりするように下からかまえてみました。 この写真は栗林慧さんが審査委員長をされている「たびら昆虫自然園」昆虫生態写真コンクール2003で優秀賞をいただきました。 |