九十九島・星景
夜空の星をとりいれた風景写真を星景写真と呼び、天体写真の1ジャンルとして認知されています。長時間露光のできるカメラと三脚さえあれば撮影できるため取り組みやすく、天文専門誌の読者の写真コーナーにもよく登場します。
私も以前は赤道儀を使っての天体撮影に挑戦していたのですが、撮影に入るまでの準備が面倒くさくて、時間がかからない星景撮影ばかりになりました。 星景撮影の露出時間も数十秒から10時間以上まで色々ですが、夜空が暗い場所であればやはり1時間以上はかけた方が見た目の良い写真になります。 私がこだわる九十九島は市街地に近くて空はあまり暗くありません。また展望台も100メートル程度の標高ですので視界の透明度という点でも不利なのですが、チャンスがあれば1時間程度の撮影をしてみようと考えておりました。 |
上の写真は1998年5月4日の深夜、展海峰展望台で1時間露出しました。機材はキヤノンEOS−1n、EF20/2.8開放、ISO50ポジフィルムです。水平線が白いのは漁船の集魚灯、出航する漁船の光跡が良いアクセントになりました。
この写真は天文誌スカイウォッチャー98年8月号のフォトコンテスト一般の部に入選しました。 |